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2014/04/04 Fri design

tiit Short Film 「memories」 -デザイナー岩田氏インタビュー掲載-

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レディースファッションブランドtiit(@tiit_design)が発表したショートフィルムが時代感のある手法を多用しつつ、素敵な作品に仕上がっていたのでご紹介します。

 

レディースファッションブランド「tiit」によるショートフィルム作品

今回、tiitは東京コレクションシーズンと同時期でもある3月19日 から21日 まで、伊勢丹新宿店にて開催されていたMINIMAL TOKYOにて映像作品を先行公開しました。その映像作品が時代感のある手法を用いた素敵な作品でしたので皆様にもご紹介します。

まずはその作品をご覧下さい。

tiit – Short Film 「memories」

 

コマ撮り技法とプロジェクションマッピングにより制作

どこか時代を感じさせるレトロな家のノスタルジックな情景の中を踊る少女。そんな少女に時折、リボンや靴、宝石などの映像が投影されます。女の子の動きとリンクするかのような独特の映像演出によりtiitの服が持つ世界観がより一層色濃く映しだされています。

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映像中に映し出されるリボンや靴などのグラフィックは、CG を一切使わずコマ撮り技法とプロジェクションマッピングで制作されており、事前に撮影したコマ撮り映像を実際のロケ現場でリアルタイムにプロジェク­­ションマッピングを行い制作されています。

今回の作品ですが、惑星ハルボリズムとして活動している古屋遥(@Haruborism)、インタラクションデザイナー中田拓馬(@takumatn)をチームへ迎えての制作となり、ハイテク技術が作り出すレトロさがどこか生の感情をまとった温かみのある不思議なファンタジー作品となっております。

Director: Haruka Furuya
Dop: Sadaki Matuda
Light: Norihisa Kofune (Burger)
Colorist: Motoi Tanaka
Technical director: Takuma Nakata
Hair & Make-up: Keisuke Chikamoto
Model: Sakura Midorikawa, Keita Kojima

 

デザイナー岩田氏へ、更に一歩踏み込んでインタビュー

デザイナーでもある岩田氏にインタビューを行いました。

1.今回の映像作品は2014-15AWのコレクション発表と云う位置づけの作品になりますか?

時期が時期だったため14awコレクションのムービーとされていますが、そことは別軸でブランドイメージとしてのムービーに近いです。
先シーズンでもある2014年春夏の店頭販売の販促プロモーションにも使えるよう14ssの商品を使用しています。
昨年末に伊勢丹TOKYO解放区の寺澤さんに東京発のMINIMALなクリエーションにフューチャーしたイベントをやりたいとお話をさせて頂く機会があり、その時から伊勢丹TOKYO解放区内(14ss商品を販売)で先行発表するということはある程度決めていました。

 

2.全シーズンはランウェイでのショーを行っていましたが今シーズンはショーを行わないとの事で、それに対しての理由はありますか?又、今回ムービーで作品を発表したのには何か理由があるのでしょうか?

上記のようにランウェイから切り替えたという意味合いはなく新しい取り組みのひとつという位置付けとして今回の映像は制作しました。毎期発表するコレクションの流れとは別の流れです。
昨年末の国立新美術館での絶命展ファッションショーで、古屋さんと組んで発表しようと考えていました。ですが、ショーのオファーを頂いた時点で本番まで2週間を切っていたのと、観光庁と国立新美術館で許される演出内容を模索するのに時間がかかり最終的にtiit単独でショーを行いました。
その後、伊勢丹さんとの話が決まった段階で、改て古屋さんとゆっくりお会いした時に物作りの事など色々と思ってる事などをお話をし、何か一緒に作りましょうとお誘いさせていただいた所から今回の作品を作るきっかけにもなりました。

 

3.今回のコレクションムービーの見どころ、ポイントはありますか?

CG を使わずコマ撮り技法とプロジェクションマッピングで制作しています。
事前に撮影したコマ撮り映像を実際のロケ現場でリアルタイムに調整しながらプロジェクションマッピングしています。
ハイテク技術で生み出すレトロな空気感は、CGでは作れない生の温度を感じる不思議なファンタジー作品になっているかと思います。
一緒に作り上げてくれた古屋さんはもちろん、京都から駆けつけて高度なプロジェクションを手がけてくれた中田君。
余白を感じる空気にしたいという意向を完璧に作り出して頂いたカメラマンの松田サダキさん、照明の小舟さんの技術は
本当に素晴らしかったですし、カラリストの田中さんのカラコレは仕上がりを格段に高めて下さいました。
tiitの世界観を一緒に描いてくれたヘアメイクの近本くん、モデルの緑川さん、小島君にも感謝しています。
最高のチームがtiitと一緒に作品を作り上げてくれた所が一番のポイントです。

 

4.今回の作品でもそうですが、古屋さんや中田さんとの繋がりを見ていてもそうですし、岩田さんが巻き込むコミュニティーや活動の幅が他のファッションブランドさんが考えないような活動が多いように見受けられますが、何かご自身的に考えての事なのでしょうか?

自分、はtiit含め会社を成長させる、可能性を広げられるような、そんなブランドの為のフックでありたいと思っています。なのでブランドの為の自分でありたいと思っています。
元々、好奇心はある方なので意識して広い視野を、とまでは思っていませんが俯瞰で世の中を見渡す事は絶対に必要な時代だとは日々感じています。あとは良いもの、感動するものは絶対に人を惹きつけると信じています。それは責任感でもあり大切にしている部分ですね。

※岩田さんの活動をいくつかピックして掲載します。

■メンズコスメブランド「BULK HOMME」によるyoutubeチャンネルにてアーティストiNDIGO BLUE平澤慎也氏との対談
https://www.youtube.com/watch?v=Em2Ab9q_nLI

■世代や業種を超えたクリエイターが放送するインターネット番組「CREATIVE NEST」
http://creativenest.jp/

 

5.今後のtiitの展望などをお聞かせ下さい。

一歩ずつtiitの世界観を多くの人に知ってもらえるよう発表を続けていきます。

 

tiit(ティート)

tiit_logo

「日常に描く夢」をコンセプトに独特な世界観から描き出されるどこか不思議な空気感と上品かつフェミ ニンな女性像は国内だけにとどまらず海外からも支持を集める。 産地とともに作り上げる繊細な色使いの素材をレトロでシンプルなデザインに落とし込み、どこか懐かし さを感じさせるデイリーウェアを発表。 女性の誰もが心のなかにもつ”夢”と”ノスタルジー”を感じさせる洋服づくりを大切にしている。

URL: http://www.tiit-tokyo.com

 

 

いかがでしたでしょうか?

tiitの作り出す服や世界観の奥にある、ブランドを取り巻く様々人達や作り手の思いなどが一人でも多くの方に伝わればと思います。

ぜひ皆さん、今後のtiitの動きに注目して見てみて下さい。