NEWTHINK

2013/11/21 Thu design

ファッションと文字

helvetica

こんにちは。ぐっちです。

今日は僕の本業でもあるファッションの広告にフォーカスしたお話をしようと思います。

まずはこの1枚の画像を見てみてください。

saint

左の画像は今月発売されたH&MとISABEL MARANTのコラボの広告。

右の画像はSAINT LAURENT PARISの広告。

文字の位置は違うけど、ほぼ一緒に見えますよね。
細かい理由もありますがその中でも大きな理由としては2つあります。

ひとつめは、この画像の中で一番大きく載っている “ISABEL MARANT POUR” と “SAINT LAURENT” という部分のどちらにもHelvetica(ヘルベチカ)というフォントが使われていることです。

もうひとつは背景に使われている写真が白黒であり、尚かつその写真に対して白いヘルベチカで書かれたタイトルをセンター揃えにしてること。更にはタイトルの最後がどちらも”NT”で終わっているところも、似たような印象を受ける要因になってるのかなと思います。H&Mがこれを意図的にやっているのかどうかは分かりませんが。

helvetica

このヘルベチカというフォントは1957年にスイスで誕生し、現在は日本はもちろん、世界中で最も使われているタイポグラフィになっています。
誕生秘話は話すと長いので、興味のある方はwikipediaで見てみてください。

世界で最も使われてると言われてもピンと来ないよ!もうこの記事読まない!ふん!

という方のためにヘルベチカが使われている有名な企業、ブランドロゴをいくつか並べてみました。
logo
太さなどに多少の差異はありますが、この文字は全部ヘルベチカなんです。
トヨタとサンローランの公式ロゴが同じ文字ってことです。面白いですよね。
ちなみにここ数年で原宿、渋谷でよく見かけるAmerican Apparelのこちらのトートに印刷されてる文字もすべてヘルベチカ。

TK-2012-09-15-004-004-Harajuku

ヘルベチカは完成度が非常に高く50年以上も不動の安定感を保っていますが、本当に完璧な文字なのか?もっと完成度を上げられるのでは?
などなど、未だに答えの出ない論争が世界中のデザイナー達の中で繰り広げられています。